有史以来、古今東西の 著名な詩人、哲学者、神学者といった人たちが、
私たち お互いの つながりや それに伴う 可能性や 責任について、きわめて 雄弁に 語っています。

私が ここで つけ加えたいのは、もしも 人生を よりよいものに したいと願うのであれば、もっと健康で、もっと幸福になりたいと 本当に 願うのであれば、
何よりもまず 人間関係の質を 高めなければならない。
そして、そうする責任がある、ということなのです。

責任と言うと、重く響いたり、罪の意識が つきまとうと 感じるかもしれませんが、そういうことを 言いたいのでは 決してありません。
私たち 一人一人が、自分の 人間関係を 改善し、
意味のある 変化を生んでいく 機会に 恵まれていると 言いたいのです。

(「ゴードン博士の人間関係をよくする本」第1章より
トマス・ゴードン著 近藤千恵訳 大和書房)