3兄弟VSおかん道 修行日記

こどもの心が元気に育ちますように。子育て下手の私でもできた「親業」を取り入れたプライベート育児日記・不定期更新中

2012年02月

明日、3月1日は
二男(小6)に とって、待ちに待った日

PSPという 携帯用ゲーム機の 解禁日です

以前 このブログでも お伝えしましたが、
二男が、自分用の 携帯用ゲーム機を 欲しいと言い、
長男が 反対し、(自分の時のことを引き合いにして)

わたしは、親として 仲介することをせず、二人に 解決を 任せました。

だって、2年前では 許せなかったことも、今は、許せるのです。
わたしも変化してる~
でも、長男の意向を 無視することは 出来ないので、二人に任せました。

両者、言い分を 繰り返す毎日
しばらくの 攻防の日々を 経て、
そして、導き出した答えが、”3月1日解禁”

どちらも、納得の譲渡策でした(だそうです)。

このことに関して、二人で 答えを 出したことを
わたしは 本当に 嬉しく 思っています。
そして、改めて 子どもたちの 問題解決能力に 感動しています。

本当に、おめでとう!!
ふたりとも、よくがんばりました

こういう、交渉力を、とても 頼もしく 思うのです。
(ちーまま)

甲南女子大学 人間科学部には
国際子ども学研究センター というのが あるそうです。

稲垣由子 先生は、子ども学 の担当で、
発達行動小児科学の 専門医をされています。

先生の講演で、こころに残ったことを 紹介します。

まず、子ども とは?

生物学的な 基盤をもち(両親から遺伝子を受け継ぎ)、社会的な存在として育つ
生物学的な 基盤の元に 環境によって 刺激を受け 変容していくさまを”子ども”ととらえる

つまり、環境によって 刺激を受け、変わっているうちは、どんなに歳をとっていても
いわゆる ”子ども” なのだそうです。

う~ん、大人のふりをしている ”子ども” 結構いるかも・・・

現在のお母さんに対しては

 子どもがムチャを言ってきたら、
    「やりたい気持ちはわかる。でもやりたいことはわからん。」ときっぱり言って。
 できない事をさせるのでなく、今できる事を広げていくアプローチを。
 作為しない。
 子どもを学び、子どもに学び、子どもと学ぼう!

・・・などなど。どれも 納得の 言葉です。

主に 児童虐待について、研究されている 先生は、
「虐待されているか否か、見極める必要はない。支える側と彼らの ”関係性”の問題。態度を示すだけで 相手は変わる。」
「大切なことは、絶対あきらめないことだけ!」

現代の育児の問題も
専門家によって かなり 研究され、解明されています。

中二の 長男の 学年末考査が ありました。
午前中、テストを受けて、お昼ごろ帰ってきます。

テスト初日、わたしは 外出の予定があり、
長男の 昼食の用意を しておきました。

夕方 帰ると、長男は リビングでビデオを観ていた様子でした。昼寝明けの様な ボーっとした顔です。
とても テスト中とは 思えない、余裕(?)です。

「ねえ、お母さん。お昼のハンバーグね、むっちゃ油っぽかったで~。」
「へ~そう。」
わたしが 聞き流しながら 応えると、
「油が 固まっていたんやで。レンジで温めたら、2層に分かれていたんやで。」
声高々に 文句を言っています。

わたしは 残ったお皿を見て
「だけど、ハンバーグの お皿は 汁まで綺麗になくなってるやん。白菜の炊いた汁は 残っているのに」
長男は、ちょっとバツが悪そうな顔をして、台所を出て行きました。

次の日
この日も、午前、午後とも所用があり、家に帰ってきても 15分程で出なければいけないため、いつもなら直接移動するのですが、
その15分間が 長男の帰宅時間に 重なることがわかり、一旦家に帰ってくることにしました。

弁当を2つ買って帰り、先に食べていると、しばらくして 長男が帰ってきました。

「ただいま~・・・・・(制服を着替えながら)今日、英語やったけど、全部書けたで。」
「全部書いたや~」
「うん。まあまあかな。何とかできた。保健体育は、あんまり・・(苦笑い)」
「そうか~ 英語は この前の実力テストが悪かったから、挽回したかったんやね。」
「そう。」

長男は 制服を着替えながら、話しを続けます。
「昨日の数学は、いつもと同じ」
「いつもと同じって、問題が最後まで出来ないってヤツ?」
「うーん、やっと解き終わったら、チャイムが鳴って、さっさともっていかれるって感じ。」
「見直す時間は 無かったけど、なんとか、全部は書いたんや。」

もう、出かけなくっちゃ。15分はとっくに過ぎてるし~。
だけど、
この子はこの話しをしたかったんやね。
多分、昨日も。

「明日は 国語と理科や。」
「そっかー国語と理科は 得意やから余裕やね。」

余談ですが、
その日の夜、長男は
私と夫がいるリビングで 遅くまで テストと全く関係のない小説を 読みふけっておりました。
(ちーまま)

100:10:1

これは、子どもたちが 幼い頃、わたしが絵本を 読み聞かせた 割合です。
もちろん、正確な数ではありませんが、自分の中では だいたい こんな割合だと 思っています。

長男100 : 二男10 : 三男1
トホホ・・・  もっと 読んでやれよ~
可愛そうな 三男

お陰で、読み書き大嫌い、文字を すらすら 読むのも、遅かった(気がする?)三男。
まあ、三男の宿命か、ほぼ ほったらかし状態で スクスク育ちました

そんな 三男が、今、読書に はまっているのです。
隣町の 図書館まで 探索。好きな本を 大量に仕入れてきて、せっせと 読んでいます。

長男 いわく、
「あれは、なぞなぞの本。」 らしいのですが、
漫画ではなく、小さい文字が ぎっしりと並んだ、ちゃんとした ”本” です。

「すご~い!!」

ちょっとだけ 言いますが、あんまり 誉めません。
黙って ほくそ笑んでいます。

わたしは、本が 好きです。
本に たくさん 助けられて きました。

子どもたちにも、本を好きになってもらいたいと 思っていました。
だから、「本を読みなさい」 と 言ったことがありません。

読んでいる本の ジャンルに ケチをつけたこともありません。
なぜなら、本を 嫌いに なって欲しくないからです。

「勉強しなさい」 「勉強でもしたら?」 と 言いたい気持ちを、抑えるのより、
ずっと 簡単です。

「この子(三男)の 読書嫌いは、わたしの 読み聞かせが 少なかったからかな?」
なんて 思っていたのですが、

文字に、自ら ”目覚めた” 我が子を、いちばん 間近で 見れるのも
子育ての 醍醐味

うちは、同級生夫婦です。
夫婦仲は 良いほうだと 思います。

相手の話を 聞きながら、聞き流せる・・・

これが 多分 最大の秘訣です。

夫も、
わたしの話を 聞きながら 聞き流してくれます。
だから、何でも話せるのです。

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