夫の盆休みが終わり、
段々と普通の夏休みに戻したいと思う この頃なのに、
相変わらず続く猛暑が ダラダラした身体を 重く感じさせる。
子ども達がまだ眠っている朝、
夫が出勤する。
彼らも疲れが溜まっているんだろう。
ゆっくり寝たらいい。
わたしは新聞を読みながら 久しぶりに 一人時間をまったり過ごす。
バタバタバタ!
いきなり、階段を 駆け下りる音!!
「ちょっと~!階段 壊れる!!」
血相を変えた顔で 立っている二男。
”梅ちゃん先生”は始まっている。観たかったのかな?
「あっそうだ、クラブや。あんた、クラブに行くんやね」
涙声の二男。そうだ、二男は午前中クラブに学校へ行くんだった。
すっかり忘れていた!
8:11の電車に乗りたいらしい。
ムリやん。
朝ごはんも食べていないから、ムリやん・・
「朝めし 食べる時間 ナイから。」
「あかんよ。熱中症で倒れたら 困るもの。お母さんの知り合いの娘さんが 熱中症で倒れて寝たきりなんよ。熱中症になったら、皆に迷惑もかかるんよ。せめてバナナと牛乳を飲んでいって。」
母と違って、8:11の電車に乗る望みを捨てていない二男。
大丈夫なん?
私は牛乳をコップに注いで バナナと共にテーブルに置いた後、水筒にお茶を入れてあげる。
一言の 言い訳もせず、起こしてくれなかった親を責めもせず、
もくもくと 登校の準備をする二男。
自分の行動に 責任をとっている。
8:08に家を出て行った。
あと3分。
駅まで、私の足で5分。
間に合ったのかな?