4月に中学に入学してから、定期考査というものを 体験している二男は
ハッキリ言って、かなり苦戦している。

一学期の試験は、”初めて”のことなので、

頭が真っ白になったと言っていたし、
まあ、気分にムラのある 二男だし
この 点数でも 仕方ないと思っていた。

二学期の初めの ”課題テスト” は、夏休みの宿題から出題されるもので、
これについては、もう少し マシな点数だと思っていた。
なので、本当に落胆&ガッカリした。

まあ、ひどい点数・・・

2学期の中間テストを控えた ある日、
二男に 勉強のことを聞いてみた。

クラブ活動では 頑張ってやる気になっている二男。
腕立て伏せも ちゃんとできるようになった。

なのに 勉強は、なんだか気が入らぬようだ・・・。
小学校時代は、特に問題は なかった。
笑いのセンスやツッコミの速さは、兄弟の中でも一番。
点数が悪いわりに、それほど心配していなかった 私。

「あんな、覚えても、次にまた覚えるものが どんどん入ってくる、そんで、忘れる。ボクはその繰り返し。覚えられない。忘れてしまうねん・・・・。」

二男の目に みるみる涙が溜まってきた。

ええっつ 覚えられないって、どういうこと?

覚えられないって、悩んでいたんや・・

話を更に聞いていく。
「ボクはモノごとを覚えられない。好きなハリーポッターの内容も、卓球専門店への道順も忘れている・・」

そ、そんなあ~

「いつからそんな風に悩んでいたの?」

思いがけない悩みに 半ば焦りながら、落ち着け~わたし!!
ホンマなんかな? 少なくても 本人はマジだよ! 
大丈夫。記憶力が 乏しくても、お母さんが付き合うから・・

「あんな、僕が 小学校3.4年の時に 分数の掛け算を 習うやろ。そんで、6年のときに もう一回 分数の掛け算をやってんけど、その時、全く 覚えていなかってん・・・」

「・・・・」(絶句!ええっそれだけで、そう思っていたの?)

「それで、自分は記憶力がないって、思っていたんだね。」
「そう・・・。」

「わかった。そんでね、あのね、それは普通よ。」
「ええっホント?」

普通の人の記憶力が、どんなものであるか、
少なくても 3年前に少し習った分数の掛け算を覚えていないことが 異常でない事を話すと、二男の顔が みるみる明るくなってきた。

「そうだ。今日から、記憶力アップのために、みんなで トランプの神経衰弱をしよう!」
長男と三男も誘って、4人で トランプ。
結果は、二男の 一人勝ち。

長男いわく、
「二男はいつも、神経衰弱は強い。」
だそうだ。

なーんだ!記憶力あるやん!

「うん、そうかなあ?」 嬉しそうな顔。

自分は 記憶力と量が少ないと、二男が勝手に思い込んでいたようで、
わたしとしては、何とも 驚き。
子どもって、おもしろいなあ~ 

”あんたは、こんなモンじゃないよ”
新しい自分に ドンドン出合ってもらいたいな。