3兄弟VSおかん道 修行日記

こどもの心が元気に育ちますように。子育て下手の私でもできた「親業」を取り入れたプライベート育児日記・不定期更新中

2013年09月

女に生まれたからには、結婚して子どもを生んで、
母としての幸せを味わってみたいと思っていた。

なかなか結婚できなかったけど、”結婚しない”という選択肢は持っていなかった。
同時に、子育てに不安も持っていた。

子どもを育てるって、みんな当たり前のようにしているけど、
あたしなんかにできるのかな?

多くの人が自分の子どもの事で、嘆き苦しんでいる姿をみてきた。
母親にとって、子どもは苦しみの元凶だ。

母は、私と姉はなんとか人並みに育てあげたと思っていたようだったが、
弟のことをずっとずっと心配していた。

細かいことが気になり、気が短い父親。勝気な母親。しっかりものの姉が2人。
ふんわりした弟(わたしにはそう見えた)。

父や母は、女の子に比べて成長がおっとりしている男の子が心配そうだが、
いつもその心配事は先回りで解決法が提示され、そのまま済んでしまう。

”ダメなやつ”と散々レッテル張りをされる弟。でも挽回する機会も与えられず、
わたしは、何とも、いたたまれず、
両親の対処は全てが逆効果のような気がして、
この関係が不思議だった。

でも、弟への心配は、母の人生のかなりの部分を占拠していたのは確かで、
深いため息は、多分わたしの知らないところでも
散々ついてきているのは間違いない。

ナンかおかしい??
なんだろう???

わたし自身も親と気持ちが噛み合わないことを十分に意識していた。

”こころ温まる家族”がつくりたい

みんなが笑顔で暮らしている

そんな家族って、ホントに存在するのかな?

どうやって、作ればいいんだろう?

絶対に作りたい!!

育児書を散々読んで、
親業を知ったとき、”これだ”っと思った。
わたしがそれまで持っていた、人間関係の疑問点がぜんぶわかったの。

この、”幸せの方程式”は
とっても、シンプルで、
どんな人でも、どんな時も、
幸せに繋がる 効果的な方法を提示してくれる。

子育てに迷った時、自分の気持ちがついていかない時、
とりあえず、後悔しない、”間違いのない方法”を示してもらえるのは
親としての自信のないわたしにとって、
なんともありがたかったー

そして10年。
わたしなりに、精一杯がんばりました。
子どもの目?キラキラしてると思います!!(贔屓目ですが)
そして、大好きだよって、心から言える!
子育てが楽しい!

人間は、誰でも
強い部分と、弱い部分があって、
それがどう出てくるのかは、ほんの紙一重。

だけど、ちょっとがんばろうって思うときに、
つかえる”方程式”があるって、ホントにラッキー!

大切な子育て。
自己流でやるには、エネルギー消耗が激しすぎるよ

鬼に金棒。
子育てに親業。

「絶対にちゃんと行くから」 とは言ってたけど、
ちょっと、あやしいな~って、思っていたんだ。

うわあ、やっぱり ピアノ教室の先生から 電話がかかってきた!

平謝り!

三男(小6)は、友達との遊びに夢中になって、
お稽古の時間に ピアノ教室に行っていなかった。

急いで友達の家に電話をし、一番 ”上等”の声を出し、
電話に出た 三男の 友達のおばあさん に、
すぐに帰るように 言付けてもらった。

これで三回目だ。・・・

お稽古が終わる時間になっても、三男は帰ってこなかった。
また、友達の家に、とんぼ返り・・・・

まったく・・

さてさて、どうしようか?

ふう。

悪かったと、本人もわかっているはずだ、
はずなんだけど、
なんといっても

三回目!!

彼の心臓は、きっと 毛むくじゃら?

シカタナイ

奥の手。

相当に効果がある、禁断の奥の手。
しかし、何度も使えない。また、こちらも多少のダメージを受ける覚悟がいる。

それは・・・・・・・・・”沈黙”。(今日はこの手でいくと、心に決心する)

「ただいま」
先に帰ってきたのは、二男(中2)だった。
「おかえり」(ぼそっと)
「あれ?お母さん、機嫌悪い?」
「うん。悪いよ。」(ぼそっと)

三男も帰ってきた。

二男の ”母親お天気情報センサー” は、感度が高い。
一言で 機嫌が悪いとわかる。
いや、一言しか 話さないから、わかったのか???

機嫌は 相当悪いとみたようで、
普段は頼んでもやらない 洗濯物たたみを、三男を指示して、そそくさとやりだした。

「なんで機嫌が悪いの?」 夕食を食べながら、二男が聞いて来る。
「この子に聞いて」 もう、話したくないと、言わんばかりに、目で三男をさす。

二男は今度はゆっくり、三男に事情を聞き始めた。

「おい、どうしたんや?」
「うーん、・・・(言いにくそうに) ピアノに ちょっと 遅れた」

「ちょっと??」

沈黙はむつかしい。思わず 身を乗り出しそうな私。

その場を制するように、二男が 三男に尋ねてくれる。

「どのくらい遅れたん?」

冷静な二男の質問に、三男が、ぼそぼそと答える。

どのくらいの時間、遅れたのか?
何をしていて、遅れたか?
どこにいたのか?
なぜ、行けたのか?
連絡はどう繋がったのか?

事情が概ね、解明されたあと、
二男は おおきく肩をおとしながら、吐き捨てるように、

三男に、「ばか!」 と言いながら、席を立った。

わたしは、二男がそう言ってくれて、なんだかヘンにスッキリしてしまったんだなあ~

わたしと三男は、二男に救われた。

家の中の空気は もとに戻っても、
わたしの頭の中は、まだちょっとだけモヤモヤしていた。

意識は、最後は自分に向く。

過去を検証。最近の事から、遡る。

長男や二男は、お稽古事をすっぽかす事は無かった。
けっこう、キッチリしていた。
わたしの注意、意識が、三男に足りていないのかなあ???
いつも、反省してしまう。

夫に聞くと 「アイツの性格や」 と気にしていない。
ホンマかな?まあいいや。よかった。

自分に落ち度はないのか、気になってしまう。

遊ぶのが楽しいのよね。

ピアノの発表会は11月。それが終わったら、一度ちゃんと話し合わなくっちゃね。

”クラブ命” の二男(中2)は、
3年生が引退した後の 新チームで、副部長になり、
家でも クラブの話しか しない。

二男は毎日 そのために、学校に行っている。
そのために、生きている(と言っても過言ではない・・・と思う。)

その二男が、朝、テレビを観ていて
通学の電車の時間に遅れた。

大量の夏休みの宿題を、提出日に合わせて処理をする長男(高1)を、
車で送る朝が続いていた日のこと。

その日は 土曜日だった。
二男から、午前中に クラブがあると聞いていた。

長男を送って、8時ごろ家に帰ってくると、
いないはずの二男が
ソファに座って テレビを観ている。

「7時56分に乗り遅れた」

家から駅まで、徒歩3分。

「そう。」

二男は、そのまま 同じ体制で ソファに座っていた。
テレビまだ、みてる・・・

「あ~あ、8時7分も乗り遅れた」

「・・・・」

なんで?

「やばっ! 次の電車も 乗り遅れた。練習時間に間に合わん!!」

その後で、確かめるように、否定形で質問してきた。

「お母さん、送ってくれないよね。」

やっぱりきた!!

「いいよ」

表情をなるべく 変えずに、
わたしは、”全然 大丈夫やでオーラ” を出す。

二男を中学校に送っていくのは 初めてだった。
というか、長男も、中学校へは送っていったことがない。

中学校は、電車で一駅。
徒歩すぐ。

なので、車で行くより、早い。

だけど、わたしはこの日、二男の遅刻を責めずに送ってあげなくちゃって
思った。

”今は はずしたら、ダメな時”

わたしは、受容線をウンとさげて、
丁寧に、自分の一番優しい声を出す。

こういう時は、何度もない。

すぐにまた、いつものクールな二男に戻ることは わかっている。

夏休みの”母の修行”のクライマックスは
9月2日の早朝に訪れた。

前日、長男(高1)と二男(中2)は仲良く 徹夜。

翌日の朝、新学期早々弁当を作るために起きた私に、
二男が困った顔で 尋ねてくる。
「ないない・・・ない。お母さん、知らん?」

夜中に課題を終えて、その後、いくら捜しても 見つからなかったという
”夏休みのしおり”(毎日の感想などを書く冊子)

「え~っつ、知らんよ~」
「昨日の夜中、1時から3時半まで捜してんで!」
「・・・・・」

「あんたが悪いんやん」・・とは言っていないけど、鼻からため息が出そうだ・・。
しょうがないなあ~ 困ってるみたいだし、捜すのを手伝う。

二男の部屋の 机の上を しらみつぶしに捜し、
向かいの長男の部屋に紛れていないか、チラ見するが、あまりの散らかりように捜索断念。

結局、冊子は見つからないにまま、二男は登校。

ヤレヤレ・・・(一息ついて、ソファに座る)

「あっ ナイ!ナイ!ナイ!」
バタバタバタ(階段を駆け下りる音 MAX)

「あれ~ どこいったんやろ???ヤバイヤバイ」

なんか騒がしいぞ!!でかいのが、暴れている。
長男が いかにも捜し物をしている様子を アピールしている。
今度はあんたか??

「うわあ~」 (叫んでるし・・・・)

夏休みの学習記録を書く、一覧表のようなものが、見当たらずに困っているらしい。

わたしの横で 朝食を食べている 三男(小6)と顔を見合す。
三男は自分は用意できていると ニッコリ。
昨日、わたしが「用意しておきよっ」て言ったからやん。でも今は超可愛い!

私は二男の為に一仕事終えた直後で、長男の為の捜索スイッチが入らない。
知らん!スルー。

でも このままでは明らかに遅刻・・・車で送っていく覚悟はする。

「お母さん、車で送ってくれる?」
「いいよ」

車の中でも 長男はずっとうるさかった。

「もう、新学期 早々忘れ物なんて、最悪や~」

相当に、焦ってる。しかし 私に彼への共感は0ゼロ!!

なので、ヘンに能動的に聞かずに”沈黙”を使うことにする。

「オワリや~」
またまた、唸っている。何がオワリやねん。しょうがないなあ~

「困ってるのね。」

「うん、そうやねん。困ってるねん~。」 

ちょっと声が冷静になる。

「どうしようかなあ~。見つからヘン。」
「今日も学校から帰ったら残っている課題をしないといけないし、探す時間もないんでしょう?」
「そうやねん・・・・」

「ありがとう」 と言い、彼は車を降りて 学校に向かった。

家について、長男の部屋を見たら、”それらしき” ものがあり、思わず高校に届けたくなる私。自分で苦笑。
(結局それは別のものだったのですが・・・)

大事なものの 管理が出来ていないのは、
子どもの問題、責任だし、
人は、経験からしか学ばないから、
子どもが忘れ物をするのを 非難するつもりは全くないけど、

子どもの ”相当に焦る顔” を見ながら、学校に送り出すのは、意外とキツいなあ。
いや、結構キツい。

大丈夫だとはわかっていても、
引っ張られるなあ~。

引っ張られるのが、オカンの役目か?

オカンは偉い!!

これが、”怒り” に変わっちゃうんだろうなあ~
・・・・

その夜、学校では 2人とも 意外に 先生に怒られなかったらしく、
朝の出来事は、何でもなかったように、夕食を食べていて、
あまりに楽しそうだったので、言ってやった。

「あのねえ、子どもが朝から焦っていて、それを見さされる親も、結構キツイねんよ~!!!!!!」

2人は一瞬、顔を見合わせたようだったが、すぐに何食わぬ顔をして、会話の続きを始めた。
彼らなりに、”私の状況”を確認したように感じたが、「まあ、まだ大丈夫か・・」と判断したんだと思う。(きっと)

私も、まあ、実際に何もしていない訳で、彼らが自分で問題を解決したわけだから、
問題は無いんだけど・・・・・。

活性酸素が急上昇したのは確か。

男の子の母親は、寿命が短いらしい。

長男(高1)の
高校生活 初めての夏休みが明けて、2週間経った。

長男は、いわゆる ”進学校”に合格してしまい、
入学して以降、
毎週土日は たっぷりの 「週末課題」 なるもので、
しっかり勉強させられている(らしい)。
それが 「ハンパない」 量(らしい)。

少なくとも 私が高校時代に 勉強した量を
はるかに 上回っていて、
一応やってる ワケだから(多分)、
私としては、通学しているだけでも すごいなと思うから、
もう 何も 言うことはない。

夏休みに入った頃、
一学期の ”忙しさ” を取り戻そうとしていたのか
なんとものんびりした毎日を送っていて、
「宿題」の行く末を、内心 ドキドキしながら見守っていた。

それは、8月に入っても、
盆休みになっても
変わらなかった。

いくら勉強の総量が 違うとはいえ、いや、違うからこそ、
それとも、わたしの生きてきた経験知が 彼のものより 若干上か、

いやいや、誰だってわかるだろう、

夏休みが 残り一週間をきった頃に
まだ宿題が ほとんど手付かずな状況が
どれほど ”ヤバイ” ことなのか・・・・!

8月の最終週あたりから、
ようやく 「そろそろエンジンをかけなあかんかなあ~」モードに。

「あー、何かやる気おこらんな~」

そして、8月30日。
彼は完全に焦っていた。
もう、エンジンのかかり具合 云々の はなしではない。
自らの集中力を ウンと高めて、
そして、9月2日始業日。
早々に実施された課題テストはさておき、なんとか、宿題をやりきった(らしい)。

この状況。
まあ、大変だったけど、自業自得。

隣で見さされた、親の方が、うーーーーーんと可哀相だと思わない???

夫はもう、お盆過ぎから、
「宿題そろそろやったほうが、ええんとちゃうか?大丈夫か?」
と本人に言い、また、それを私に言い、
内心ヤキモキしていたようだ。

長男も、ヤバくなるのは、きっと(もちろん)気付いているわけで、
でも、自分の”やる気エネルギー”が充満するまで自分を試しているようで、

父親からの言葉には反論せず、(反論できず)
かといって、宿題をするわけでもなく、

しかし、母親からも、何か言われそうな気配を感じたのか、
聞いていないのに、
「大丈夫やから。わかってるから」
先手を打って、こう言ってくる。
お陰でわたしは 心配の言葉すら、口にすることが出来ない。

そして、いよいよ訪れた、怒涛の72時間。

「オレはこの3日間で、7時間しか寝てへんねんで~」

なんだこれは?自慢?
呆れるわ~
こうなることくらい、わかってたやろ~
はあ、エンジンかかるまで、長かったわ~
でも、ちょっと心配。大丈夫やろか???

「7時間しか寝てないんだね。」

モロモロの感情は、横において、
能動的に聞いてあげた。

アタシって、いいお母さんやわあ~

大きな山場を 乗り越えて、
長男は、ますますふてぶてしく、マイペースに
高校生活を 謳歌している。

わたしは、また
肝っ玉母さんへの 修行を終え、
きっともう ”肝っ玉母さん1級” くらいのレベルに達したのではないかと
思っているわけさ。

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