先週の金曜日、三男(小3)が 学校から 嬉しそうに 帰ってきました。
「お母さん、今日 A君と B君と C君とで遊ぶ!」

約束の時間に 遅れないように、おやつを 口の中に 押し込んで
楽しそうに家を出たあと、行ったばかりの三男が、帰って来ました。
時計を見ると、20分ほどしか 経っていません。

「ただいま~」
暗い声。何かあった様子。

わたしに 事情を 訴えてくるかなと 思っていると、
母親の顔を見て 安心したのか、そのまま 無言で 漫画を 読み始めました。
今までのように、感情を そのまま ぶつける事を しません。

わたしは、三男の 様子を 横目で 感じながら、待っていようか、声をかけようか、少し迷いました。
問題を 持っていることは 明らかです。

「何か あったみたいやね。あんなに 楽しみにして、遊びに行ったのに、すぐに帰ってきて・・・。どうしたんかなと 思ったよ。」

三男は 「聞きたい?」 と言った後、訳を話し始めました。
A君の お兄さんが ついて来て、三男に 付きまとい、ずっと からかわれていたと 言うのです。その 前の日から、それは 続いて いたそうです。

「帰って!、帰って!と 何回も 言ったのに、帰ってくれヘンかった。
それで、『アンタが 帰らへんのやったら、ボクが帰るわ』 って言って、
帰ってきた・・・」

喧嘩して、”タンカ” きって 帰ってきたんや。
話しを 聞いていると、この子も 手を 出したみたい。どっちも どっち。
だけど、それより 今は、友達と 遊べなかった 無念さを 聞いてあげたい。

三男は よほど 悔しかったようです。感情を 吐き出しながら、ポロポロと 涙が 出てきました。でも、素直に感情的に なることも 出来にくく なっている年頃のよう。
「泣いてもいいんだよ。」
小学3年生。微妙。

「そうやA君に、これから、お兄ちゃんに見つからないように、そおっと家を出てきてって、言っておこっ。」

子どもは たくましい。
(ちーまま)