中二の 長男の 学年末考査が ありました。
午前中、テストを受けて、お昼ごろ帰ってきます。

テスト初日、わたしは 外出の予定があり、
長男の 昼食の用意を しておきました。

夕方 帰ると、長男は リビングでビデオを観ていた様子でした。昼寝明けの様な ボーっとした顔です。
とても テスト中とは 思えない、余裕(?)です。

「ねえ、お母さん。お昼のハンバーグね、むっちゃ油っぽかったで~。」
「へ~そう。」
わたしが 聞き流しながら 応えると、
「油が 固まっていたんやで。レンジで温めたら、2層に分かれていたんやで。」
声高々に 文句を言っています。

わたしは 残ったお皿を見て
「だけど、ハンバーグの お皿は 汁まで綺麗になくなってるやん。白菜の炊いた汁は 残っているのに」
長男は、ちょっとバツが悪そうな顔をして、台所を出て行きました。

次の日
この日も、午前、午後とも所用があり、家に帰ってきても 15分程で出なければいけないため、いつもなら直接移動するのですが、
その15分間が 長男の帰宅時間に 重なることがわかり、一旦家に帰ってくることにしました。

弁当を2つ買って帰り、先に食べていると、しばらくして 長男が帰ってきました。

「ただいま~・・・・・(制服を着替えながら)今日、英語やったけど、全部書けたで。」
「全部書いたや~」
「うん。まあまあかな。何とかできた。保健体育は、あんまり・・(苦笑い)」
「そうか~ 英語は この前の実力テストが悪かったから、挽回したかったんやね。」
「そう。」

長男は 制服を着替えながら、話しを続けます。
「昨日の数学は、いつもと同じ」
「いつもと同じって、問題が最後まで出来ないってヤツ?」
「うーん、やっと解き終わったら、チャイムが鳴って、さっさともっていかれるって感じ。」
「見直す時間は 無かったけど、なんとか、全部は書いたんや。」

もう、出かけなくっちゃ。15分はとっくに過ぎてるし~。
だけど、
この子はこの話しをしたかったんやね。
多分、昨日も。

「明日は 国語と理科や。」
「そっかー国語と理科は 得意やから余裕やね。」

余談ですが、
その日の夜、長男は
私と夫がいるリビングで 遅くまで テストと全く関係のない小説を 読みふけっておりました。
(ちーまま)