子ども会の育成会の役員をしている。

子ども会の保護者が 順番に 育成会の役員になる。
任期は2年。
今年度、私は 代表になった。

”子ども会のおばさんリーダー” としては、
せっかくの 子どもが集まる機会。子ども同士がふれあい、絡み合い、
喧嘩し合い、協力し、考えあい、育み合える・・・そんな場を ひとつでも多く 与えてあげられたらいいな、と思っている。
子どもの力だけで 問題を解決する”小さな社会”。

そんな環境は 確かに ”理想”。
わかっている。

わかっていても、しかし 実際に目の前に子どもたちが集まり、
烏合の衆と化すと
親の心境は いっぺんに変わる。

「喧嘩が始まりそう・・・」「怪我しそう・・・・」「収集がつかない・・・」
母親たちは それぞれが持っている ”我が子防衛装置” の感度を思いっきりあげて
目の前に起こりそうな問題を、未然に防ぐ。
”理想” を口に ”行動” をあっさり変える。

「言ってることと、やってることが、違うヤン??」
思わず ツッコミを 入れたくなってしまう。
「危ないところやったわ」
我が子の危機を 間一髪で救った母親は、悪びれるどころか、自分の”存在意義”を満喫する。

”世間体”や”怪我”に対する不安は、
ためらうことなく 親たちに子どもの行動を止めさせる。

さて、子ども会。
わたしは、子どもたちの 考える力を信じている。
どんなチームでも、大人が助けてくれないとわかったら、頭を思い切りひねって、なんとか考える。
親御さんたちも 子ども同士のかかわりが、子どものために大切な経験だと 理解してくれると 信じている。

親業のコミュニケーションは 有効。
わたしは 自分も信じていられる。
ちゃんと 話が出来る。
これが強み。不安を力に変えてゆける。