「親業」 には、
子どもに 愛を 効果的に伝える手段として、
「聞き方」と、「伝え方」の 具体的な方法がある。

どうすれば それが ”実践” できるのか、
こんな時 何と言ったら 子どもの”力” に なれるのか、
その ”セリフ” まで考えるので、家でとりあえず やってみることができる。

親の愛情を ”実感” として感じる事に
違和感を感じていた私は、
親業を学ぶ中で、その原因が、”コミュニケーションを阻む12の障害” によるものだと知り、
長年の謎が解けたように 肩の力が抜けて、
全てのことに 合点がいった。

親業の講座を受講された方は
「今まで子どもに良かれと思って、真逆のことをしていたんですね。だから、子どもとの関係が悪くなったんですね・・」 と、しみじみ語られる事が多い。

子どもに良かれと思って・・・・・

この言葉は ウソではなく、本当にお母さんたちは、一生懸命に 子どもを育てている。
どんな親でも、子どもの幸せを ただ願っている。

だけど、子どもの幸せを 願うための行為のはずが、
結果的に 子どもが自立しようとする力を育てなかったり、考える力や思いやりを育てなかったり、
時に、子どもを精神的に追い詰めることがあること・・・
これはやはり 現実だと思う。

少年の問題が ある日突然 起こるのは、
親が気がつかないうちに、日々のちょっとした言葉の積み重ねで、問題が深刻化しているからではないだろうか。

この現実を受け止める。

親業インストラクターとして
この作業のお手伝いが 少しでも多くできたらと願う。
微力ながら、同じ親の目線で 一生懸命 考えていきたいと思っている。