「絶対にちゃんと行くから」 とは言ってたけど、
ちょっと、あやしいな~って、思っていたんだ。

うわあ、やっぱり ピアノ教室の先生から 電話がかかってきた!

平謝り!

三男(小6)は、友達との遊びに夢中になって、
お稽古の時間に ピアノ教室に行っていなかった。

急いで友達の家に電話をし、一番 ”上等”の声を出し、
電話に出た 三男の 友達のおばあさん に、
すぐに帰るように 言付けてもらった。

これで三回目だ。・・・

お稽古が終わる時間になっても、三男は帰ってこなかった。
また、友達の家に、とんぼ返り・・・・

まったく・・

さてさて、どうしようか?

ふう。

悪かったと、本人もわかっているはずだ、
はずなんだけど、
なんといっても

三回目!!

彼の心臓は、きっと 毛むくじゃら?

シカタナイ

奥の手。

相当に効果がある、禁断の奥の手。
しかし、何度も使えない。また、こちらも多少のダメージを受ける覚悟がいる。

それは・・・・・・・・・”沈黙”。(今日はこの手でいくと、心に決心する)

「ただいま」
先に帰ってきたのは、二男(中2)だった。
「おかえり」(ぼそっと)
「あれ?お母さん、機嫌悪い?」
「うん。悪いよ。」(ぼそっと)

三男も帰ってきた。

二男の ”母親お天気情報センサー” は、感度が高い。
一言で 機嫌が悪いとわかる。
いや、一言しか 話さないから、わかったのか???

機嫌は 相当悪いとみたようで、
普段は頼んでもやらない 洗濯物たたみを、三男を指示して、そそくさとやりだした。

「なんで機嫌が悪いの?」 夕食を食べながら、二男が聞いて来る。
「この子に聞いて」 もう、話したくないと、言わんばかりに、目で三男をさす。

二男は今度はゆっくり、三男に事情を聞き始めた。

「おい、どうしたんや?」
「うーん、・・・(言いにくそうに) ピアノに ちょっと 遅れた」

「ちょっと??」

沈黙はむつかしい。思わず 身を乗り出しそうな私。

その場を制するように、二男が 三男に尋ねてくれる。

「どのくらい遅れたん?」

冷静な二男の質問に、三男が、ぼそぼそと答える。

どのくらいの時間、遅れたのか?
何をしていて、遅れたか?
どこにいたのか?
なぜ、行けたのか?
連絡はどう繋がったのか?

事情が概ね、解明されたあと、
二男は おおきく肩をおとしながら、吐き捨てるように、

三男に、「ばか!」 と言いながら、席を立った。

わたしは、二男がそう言ってくれて、なんだかヘンにスッキリしてしまったんだなあ~

わたしと三男は、二男に救われた。

家の中の空気は もとに戻っても、
わたしの頭の中は、まだちょっとだけモヤモヤしていた。

意識は、最後は自分に向く。

過去を検証。最近の事から、遡る。

長男や二男は、お稽古事をすっぽかす事は無かった。
けっこう、キッチリしていた。
わたしの注意、意識が、三男に足りていないのかなあ???
いつも、反省してしまう。

夫に聞くと 「アイツの性格や」 と気にしていない。
ホンマかな?まあいいや。よかった。

自分に落ち度はないのか、気になってしまう。

遊ぶのが楽しいのよね。

ピアノの発表会は11月。それが終わったら、一度ちゃんと話し合わなくっちゃね。