10時過ぎ、
三男から、電話がかかってきた。

「あ~おかん、
合格してたで」

特に高揚はしていない、平坦な声。
「おめでとう」と素直に喜びを告げる。


合格発表に行く際、玄関先で
「電話は、出来ないかもしれないよ~」

という。

「なんで?」

「みんな電話してないかもしれないから。」


ブチ!!
あのね~~~
これでも、心配してんねんで~~~~~


高校受験に合格しているか否か、
一応、大事なコトだと思うんだけど、あまりに、テンションがいつも通りな三男に、ちょい不満。


もう少し、ドキドキしようよ!
もう少し、感動しようよ!


ホンマに淡々と生きる三男・・・


親らしいことをしていないのは認めるけど、
一応、心配というか、気にはしております。。。。
何もしないことをする、と、
当然、
何もされていない、と彼は思うわけで。

でもね~~~~~
っと、ちょっと怒りモード。

ま、
しゃーないか。
正直言って、それほど、心配していないし(気にはなるけど)。


でも、やれやれ。






勉強嫌いの三男が、
中三の夏休みに初めて学習塾へ通い出したとき、

「お母さん、英語って、こんなんやったって、初めて知った~~」


と驚いていた。


上記の言葉は、翻訳すると、
中学校での英語の授業が超わかりにくかった、ということ。


彼は、そのことに、とてもとても驚いていた!
英語に対する見方が変わった瞬間。



そして、
少し、勉強することで、成績がアップしていき、
今まで、「あいつ、頭いいよな~」と思っていた級友が、
「アレ?今回のテストは僕の方が点数よかったやん」なんて、

少しずつ、考え方が変わっていく様子が垣間見えた。


母としては、超、面白かった~
やった~
狙い通り!!!!!!



今まで、お尻を叩かなかったのは、この為だと言っても過言ではない!


チョイ、本気を出すと、あっという間に次々に順位を上げていけたマラソンって、楽しいんじゃないかと思うから、
その楽しさを味わえたら、本当は気が進まない勉強だって、楽しくできるんじゃないかと思うから。


何と言っても、
「あれ?僕はホンマはアタマがいいのかな???」って、軽く勘違い(?)してもらうのが、母親の役目!

その為に、なにもしな~い


さて、
三男のステージが変わる。どんな舞台が待っているのかな。

最近、子どもにとって、中学生活は、一番過酷かもしれない、と思う。
よく、がんばりはりました。

高校生活は、ステージがグッと広がる。
彼らしさを、発揮出来たらいいんだけど。
これは、もう、祈るのみ。